<作品コメント> さて、パワードスーツ以来ひさしぶりに手掛けたロボット系モデルである。ロボットはとにかく可動部が多いうえにちゃんと自立することが求められるため、いつもの6倍くらいの神経を要する。今回のモデルでも、足腰/腕部のガンプラ的可動をほぼ実施しつつ、見てくれ的に破綻のないよう努力した。デザイン的には、リアまわりで、スターウォーズ部品をうまく消化できているのではないかなぁと自画自賛したいところだ。 可動モデルとしての仕上がりには、自分的には合格を出せるモノにはなったとは思うが、しかし実のところは題材に助けられた部分が多い。 すなわち、可動のクリアランスを見込むために各パーツがかなり「ぶかぶかな」出来になっているうえに関節がムキ出しの部分もあったりするのである。これが作業用ロボだからそういう風体でも許されるのだが、ヒーローロボではそうもいかないだろう。 実は今回、スターウォーズシリーズで大々的に採用されたノッチ式ちょうつがいをありったけ投入したのだが、これが逆にかなりの「空間のムダ使い」を生んでしまった。このちょうつがいは機能のコンパクト化にはあまり向いていないようだ。 |