金星圏から地球衛星軌道のコロニーへのコースをレースする「インペリアルカップ」の記念すべき第1回が開催された。カップの競技船舶は全て、太陽風を受けて推進するヨットでなければならない。エンジンはあるが戦闘機なみの燃料搭載しかされておらず、燃料使用は減点の対象とされてしまう。あくまでもコース修復のための補助的な機能なのだ。
26隻がスタートを切る中、リョウ・ハヤテら3人の操る「ソル・トレーサー号」は、風を効率良く受ける設計ながらトリッキーな操縦性のため、レース序盤は第二集団に沈む。ところがトップグループの謎の失踪により一気に首位へ。そのままポジションを守り見事優勝を果たしたのだ。
しかしチームメートが、獲得した優勝賞金を失踪した競技者の遺族への見舞金として寄付してしまったため、賞金目当てで参加したリョウは煮え切らない…。
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<作品コメント>
今回は、レゴフォースネタだけど完全民間機作品です。というのも実は、リョウ・ハヤテって男がレゴフォースストーリーの主人公だからなのだ。
作例としては、ご覧のままというか、「クリアブルーの部品を使おう」が主テーマ。特に基地系で使用される大型部品は普段まず使うことがなくデッドストック状態なので、一度は晴れ舞台に立たせてやる気持ちで(^^)作品をこさえました。
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ポイントは主構造や各マストの基部にテクニック部品を多用したことでしょうか。特に「へ」の字形ビームは5〜6ケ使ってます。船体中央に背骨のごとく1ポッチ幅のテクニックビームが走るため、幅も奇数ポッチ(3〜7ポッチ)で組み立てられています。
上部メインマストは固定ですが、下部各セイルはヒンジ部で可動、先尾翼マストも首振り可動します。
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