0069「反重力自走砲CAG-3"ツインホーン"」



 反重力自走砲とは、端的に言えば空飛ぶ大砲である。戦車などよりも素早く移動、旋回できるうえに路面条件は無関係なので、旧来の戦車に対して圧倒的な優位に立ちイニシアチブを取ることができる。
 上下まったく同じディテールとなっているが、機能的な意味合いというよりは、この自走砲の設計者が、これまでの戦車の概念をまったく変える兵器であるということを視覚的にアピールした結果である。斜めに突き出す4本のアームが姿勢安定器、リアに見えるのは反重力エンジンのクーリングファンだ。
 しかし、この「ツインホーン」は、その、本来の対戦車戦任務よりも、宇宙からの敵との戦闘において脚光をあびることとなる。接近戦にさえならなければ、その俊敏かつ高い攻撃力が有効な防衛手段として機能することが確認されたのだ。
 しかし、この機体もまだ量産体制に至るにほど遠く、戦局を左右するほどにはその成果を挙げることができなかったのである。



<作品コメント>
 …うーん。自走砲って言うか、見た目いままでの自分の宇宙戦闘機とかとまったく変わんないような気もするが(^^;)、これでももともとのデザインは戦車だったので、その志を通して陸上用として扱ってます。反重力で転回は簡単にできますので、砲塔のイミがないので戦車でなく自走砲となっているワケ。
 デザイン的な最大のポイントは砲口のゴミバケツかな(^^)。
 組み立てとしては、毎度のごとく縦横にブロックを展開。リア部のフェアリングなどは、ロックレイダースメカのフェンダー部品を上下に突き合わせている。



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