<作品コメント> 結婚の準備から始まって、生活が落ち着くまで、かなりの期間レゴいじりに間が空いてしまい、その復帰作としてこさえたのがコレです。肩慣らし程度の作品からでも始めればいいものを、いきなりこんなデカイものを立ち上げる私も相当イカレている(^^;)。以前より一部から「宇宙ステーション」ネタの要望があり、個人的にも久しぶりにデカいネタをやりたかった(宇宙空母以来のごぶさた)ので、レゴにさわれなかったブランクのうっぷんを爆発させるように(^^;)作業に突入しました。 むろん手持ちの部品や製作時間には限度というものがあり、今までの船と同じスケールにするとかむやみに巨大にするわけにもいかないので、宇宙基地らしい力強さや存在感を保ちつつ、大きさを感じるサイズを吟味しました。 結果、全長は1.1mほどに。 形状的には「基本形がシンプルでも立体的に面白い」ことを狙い、ひし形の板3枚が120度ずつ回転して交差するデザインを考案。これなら、最終的に組み上げるまでは各パーツが板状だからかさばらないのだ(^^)。 通常のレゴ組みではなじまない「120度づつで交差」という構成も、実は「回転ブロック」をはさみながら組み立てただけ。それもブロックの噛み込みで回転部の遊びを固定しているだけです。 このように基本構成をできるだけシンプルにしたとはいうものの、1/2スケールプロトモデル→実物サイズでの接合部のかみ合わせ検討→実物サイズのひし形部品3枚の製作→3つのひし形を、ディテールを加味しながら1つに合体…という実行プロセスは思いのほか複雑なものとなりました。 ビルディング的緻密さを演出する窓や、白以外のブロックをちまちま盛り込むなどの表面処理により、大きな構造物らしさを表現してはいますが、逆に、艦船関係でいつも使う「スターウォーズディテール」は想定スケールとは合わないと判断して多用を避けています。 |