0116「試作可変格闘機FTB-X2」




 レゴフォースは、敵異星人の擁する怪獣型戦闘機械に対抗するために、いわゆる二足型格闘機(Biped Battler)と呼ばれる新しい兵器の開発を進めてきた。
 しかしながら、二足格闘機を実用化し実戦配備した陸軍においても、敵の侵攻を食い止めるのがせいぜいで、この兵器に相応しい戦闘のありかたは見いだせないままでいた。


 そこで空軍のH・キオン司令官が、かねてより構想を練っていた新しい兵器として提唱したのが「可変型格闘機」である。飛行能力を駆使した速やかな展開と、歩行形態に変形しての格闘力を併せ持ったそれは、既存の各軍(陸・海・空・宙)とも独立した遊軍的な部隊の新設をを念頭に置いてのものであった。

 この構想に基づき、陸軍用以外でのBBの受注を目指す企業の協力を得て、可変格闘機の試作がスタートした。

 FTB-X1(Fighter to Battler eXperimental 1)が、まず可変格闘機という兵器形態そのものの模索として試作された。しかし、初めての実験にはトラブルはつきもの。不安定な挙動の下での変形成功率は6割と低く、さまざまな犠牲とともに多くの貴重な実験データを残した。
 そうして、FTBB-X2が新たに生み出された。

 FTB-X2は、X1の成果を踏まえ、可動部の強度が重視された機体となった。このため、信頼性は高かったが、逆に軽快性が失われた大柄な機体を持つに至った。
 X2は、一度だけ、R・ハヤテの手により実戦にも投入された。パイロットによる機転を利かせた戦術とも相まって、この戦闘において、可変戦闘機は戦場において有用であるという評価が下され、遊軍構想は一段と真実味を帯びてきたのであった。

 えー、恥ずかしながら、けん・たっきい初の変形ロボでございます。見てくれがいま一歩だというのは素直に認めます(笑)。
 変形システムの基本は、スターウォーズレゴ以降ポピュラーになったクリック式のちょつがいを使うという点。自分でも試行錯誤な部分が多いので、設定上も試作機扱いです。
 変形システム自体は、ひらたくいえばバルキリー的だし、もう一歩押し進めたいところではあります。この点も含め今後継続的に研究は大いに必要というところでしょうか…。

変形方法
戦闘機形態
折曲げていた足が伸びる
腕が開く
足が前方に90度回転
機首が背中側に折れる
Biped Battler形態


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