 マカダミア級は、民生輸送船に装甲と武装を与えたコンテナ船である。 Ａ船体とＢ船体のふたつで構成された胴体の間にペイロードとなるコンテナを挟むことによって、接続されている。コンテナ自体が強固な構造を持ち、互いに緊結することで全体が一体化するのである。ペイロードの量によって両船体間の寸法も変動する。 この一見特異に思える発想が、しかしこの船に大きな転機をもたらすのである。 この船自身、単砲身のキャノンや魚雷管などの武装をもってはいたが、ミッション中に遭遇する戦闘を無事に回避するに必ずしも充分といえるものではなかった。初期には多くのマカダミア級が、その積荷とともに沈められていった。 そこで考えられたのが、コンテナ自身を武器庫にするという手法であった。小型ミサイルや機雷を収めたコンテナを増結し、これで自身を防御するのである。 このコンセプトは大いに奏効し、生存率の大幅増をもたらした。また、艦隊によってはミサイルコンテナのみを積載し急造ミサイル艦として用いるところもあったという。 ＜作品コメント＞ ひさかたぶりに、割と小さめな船です。ブロック１ケが４０フィートコンテナくらいの想定なので全長も１００ｍ行かない。 基本ブロックがコンテナだと考えてコンテナ船を造ろうと思ったのがそもそもの始まりです。これにヨセミテ級と同じ線対称プランをのっけた感じですね。
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