「ちいさいおうち」でお世話になった「おかざき世界子ども美術博物館」で開催の、飛行機を題材にした企画展(SORA展)に参画、実物の搭載機材やボーイング機の大潟模型などが並ぶ中、空港で働く人々や部署などを紹介するモデルを作りました。ただの空港の建築模型にしてしまうと中がわからないので、各フロアを総覧できるカットモデルにしています。奥行きは約1.2m、幅は滑走路部分も含めて約2・5mあり、休日と平日の夜の作業によるほぼ半年がかりの作品です。運搬・梱包を考えあらかじめ数個のユニットに分割できるようにしました。 <全景> 全体的にはミニフィグのスケールですが、乗り物はミニフィグに合わせるとかなり大きくなるので漫画的に小ぶりに作ってあります。空港バスから旅客機まで乗り物は30種以上に及び、個々の作り込みは粗いですが、ジオラマ全体のなかで脇役がへんに凝ると目立つし空港本体をまずきちんと進めることが優先なので、まあこんな感じで。 <建屋主要部> 作品として最も苦労したのは最初の資料集めで、特に空港の裏方がどうなっているかについては想像を働かせるしかなかった部分が多かったこと。そのため、展示企画全体を監修した航空会社の方にも好評だったことは非常に嬉しい限りです。 <1階> 到着ロビーと手荷物ソーティング場が壁一枚で隔てられています。左奥は航空博物館、右奥は空港管理棟です。 <2階> 出発ロビーと出発待合室が中心のフロアです。 <3階> 航空会社の事務所と、1・2階から続く商店街があります。 <全体> 誘導路と滑走路がもっと右に広がります。赤い屋根の位置はこの写真の段階では商店街の上でしたが、実際の展示に際しては、商店街全体にもっと光を落としたいと思い、奥側にずらしました。 <空港各部の様子> <航空機> 旅客機はボーイング737や767などをイメージソースにしてはいますが、適当です。それ以外に、レゴランドの空港の復刻版に入っていたビジネスジェット(一部改修)、報道ヘリ、救難ヘリ、軽飛行機などが、現役航空機として飾られ、それ以外に、航空博物館収蔵物として、ライトフライヤー、フォッカーD3、カ号観測機、F86Dセイバーなどが置かれている。 <構内車両> 空港ならではの車両群。トーイングトラクター、コンテナトラクター、ハイリフトローダー、ベルトローダー、マーシャラーカー、ケータリングカー、サービサー、給水車、化学消防車、コンテナドーリー多数とカート類。 <一般車両> リムジンバス、観光バス、タクシー、乗用車などが複数。バスは、乗降扉と床下トランクを開けた状態ものも作ったがこれは開状態固定で開閉はできない。場面のわきには屋台トラックが出ているが、これは以前サッカースタジアムを作った時のものの流用。
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